イベントやスタッフユニフォームなどでオリジナルTシャツをプリントしたい時、たくさんの業者があり過ぎてどこが安いのか比較するのが大変…。
本当は教えたくないけど、僕の今までの経験とノウハウでどうやって作るのが一番安いのか教えます!
どちらかと言えば クライアントさんからのオリジナルTシャツの依頼があった場合の代理店さんやデザイナーさん向けです。イラストレーターなどでデザインデータが作れる前提となります。
その他オリジナルブランドを作りたい、販売したい人にもおススメです。
無地Tシャツを安く購入する方法
おススメのTシャツメーカー
Tシャツのメーカーもたくさんありますが、おススメは無地TシャツのTOP2と言える2社です。
こちらはメーカーになりますので一般の場合直接の取引はできません。代理店やデザイン関係の業種の方であれば審査をして取引ができますので問合せ・交渉してみてください。その他はネットショップで卸販売をしているお店で購入する流れになります。
デジタルカタログもありますが、冊子のカタログも請求できますので手元にあると便利です。
デジタルカタログ
ちなみに本当は教えたくありませんが…メーカーから直接買う場合、カタログ上代のおよそ30%~35%で購入できます。クライアントさんへの制作費としてはここでもきちんと利益が取れます。
また卸売店で購入する場合はこの下代を参考にしてください。
メーカーから購入する場合
購入方法についてはここでは説明しませんが、僕が使っていて気になるポイントだけ紹介します。
直接取引の申し込みができると専用の発注サイトが開放されてそこから在庫数を確認しながら発注できます。おかかえのプリント工場がある場合は直送先の登録もできますので便利です。
支払いは最初は売掛はできません。継続的で数量もある程度多くなってくれると交渉ができるようになりますが、特にプリントスターの方は売掛にシビアです。
注文完了後、銀行振込で入金をして、入金確認翌営業日の発送となりますので急ぎの場合はその点を考慮しないといけないです。
もし、購入画面に在庫がなくても、もしかすると営業在庫で取ってある可能性がありますので担当者に問い合わせて確認することもできます。
販売店で購入する場合
まずは在庫確認をする
販売店で購入する場合、Amazonや楽天で販売しているところもたくさんいますが、メーカーサイトで在庫の確認はできますのでそれから購入した方が効率的です。
納期を確認する
受注してからメーカーから取り寄せ、またはメーカーから直送で販売しているところもありますので急ぎの場合は発送日をよく確認しましょう。
プリント工場でプリント加工を依頼する
先ほども書いたようにここではイラストレーターでデータがあることが前提です。もし自前でデータが作れない場合はデータだけ作成してくれるデザイナーさんは山ほどいるので用意しましょう。(ランサーズ クラウドワークス など)
先ほどの2大メーカーでプリントまで依頼はできますが直接プリント工場へ依頼した方が断然安く抑えることができます。
プリント料金
Tシャツなどウエアに掛かるプリント料金はどこも概ね共通です。
- 版代(シルク印刷ですのでシルクスクリーンを作る費用)
- プリント代(ウエアの素材やプリント方法によって異なります)
- 送料
- 持ち込み代(工場によっては外部からの持ち込みでプリントする場合1枚100円などかかる場合があります)
おススメの安いプリント工場
僕は広告代理店勤務の時代から今まで15年ほどこの案件を扱っています。一時中国で版代0円っていう驚きの会社もありましたが倒産して使えなくなったり、国内の工場でたくさん相見積もりをした上で、おススメは「ヤナガワプリント」さんです。
版代の相場
色々な工場をネットで検索してみると分かりますが、版代の相場は概ね8,000円~10,000円位です。シルクスクリーンは作るのにそれなりに手間がかかりますし、あとは保管料も上乗せされています。ヤナガワプリントさんの版代はかなり安いです。
図案の大きさ | 半年保管 | 1年保管 |
特大(縦49cm×横42cm) | 6000円 | 9000円 |
大(40cm×28cmまで) | 4500円 | 6500円 |
中(28cm×19cmまで) | 3000円 | 4500円 |
小(15cm×15cmまで) | 2000円 | 3000円 |
持込料金
持込料金というのは外部で購入したウエアを使用してプリントする際にかかる費用です。工場としては自分のところを通して購入してくれた方がその分の利益もとれますが、外部で買ったものを持込みするのでその手数料を取るというわけです。
相場は1枚あたり100円ほどですが、100枚作るとなると10,000円の費用が掛かるので侮れません。それがヤナガワプリントさんは無料なんです!
プリント代
プリント代もかなり安いです。相場は@120円~200円といったところです。もちろん安いところもありますが、大概上記の持込料金がかかるのでヤナガワプリントさんが最安値といってもいいと思います。
相場の価格とどのくらいの差がでるか
一般の綿Tシャツ(メーカー小売り価格1,000円)50枚
胸(小サイズ)と背中(中サイズ)に1色づつプリントした場合
このように半値近い金額をコストダウンできます。
その他
- 納期は10日~14日間ですが希望を伝えることで無理のない範囲で応えてくれます。
- イラストレーターのバージョンはCS5以下まで対応です。それ以降の場合はバージョンダウンして入稿しないといけません。
欠点
これまで僕も何度もヤナガワプリントさんに発注していますがその中で感じた欠点も紹介しておきます。(あくまでも僕の視点です)
- 支払いは銀行振込のみでクレジットカードなどは利用できません。
- やり取りはメールでですがあまり丁寧ではありません。(慣れれば気になりませんが…)電話でも確認はできます。
- 版代やプリント代の単価はお知らせしてくれますが、送料を含めた合計金額は発送準備が整ってから初めてお知らせメールがきます。
ロゴデータの作成
ロゴデータが作れない人は安価で制作してくれるところもあります。
あとがき
いかがでしょうか?本当は教えたくないオリジナルプリントTシャツを安く作る方法をご紹介しました。これまでの経験から最も安く作る方法ですが、メーカーもプリント工場も高品質ですので、しっかり利益がとれますし、自社のオリジナルを作る場合も最もおススメする方法です。