Excelに郵便番号「0123」や電話番号「09012345678」を入力したら、先頭の「0」が消えてしまった…という経験はありませんか?
これはExcelが自動的に「数値」として認識してしまうために起きる現象です。
ゼロを消さずに入力する方法
方法1:セルを「文字列」にする
入力する前に、セルの書式を「文字列」にしておきましょう。
これで「0123」と入力しても、ちゃんとゼロが残ります。
対象のセルを選ぶ
- ゼロを残したい郵便番号や電話番号を入力するセルをクリック
[ホーム]タブの「表示形式」を見る
- Excelの上部にある「ホーム」タブをクリック
- 「数値」と書かれているプルダウンメニューを探す
「文字列」を選択
- プルダウンを開く → 「文字列」をクリック
- これでそのセルに入力するデータは、数字でも文字として扱われるようになります
※セルを選択して右クリックから「書式設定」→「表示形式」でもOK

ゼロを入力
- 例:0123
を入力 → ちゃんと先頭のゼロが残る
方法2:「’(アポストロフィ)」を付けて入力
急ぎの場合は、’09012345678
のように頭に「’」を付けて入力すればOKです。
表示上は「’」は出ず、電話番号のゼロが消えません。
方法3:電話番号をきれいに表示したい場合
電話番号なら「セルの書式設定」→「ユーザー定義」で「種類」という入力スペースに 000-0000-0000
と設定すると、自動でハイフン入りの電話番号として表示できます。
郵便番号の場合
「セルの書式設定」→「その他」→郵便番号を選択するとOKです。

まとめ
郵便番号や電話番号は「数値」ではなく「文字」として扱うのが基本です。
- 文字列にする
- アポストロフィを使う
- ユーザー定義で表示を整える
この3つを覚えておけば、「ゼロが消える問題」で困ることはなくなります。