- まず最初に:やってはいけないこと
- クイック診断:あなたはどのケース?
- 方法1:ごみ箱から元に戻す(いちばん簡単)
- 方法2:OneDriveのバージョン履歴/ごみ箱から復元
- 方法3:ファイル履歴(File History)から復元(バックアップ設定済みの場合)
- 方法4:バックアップ/以前のバージョンから復元
- 方法5:ごみ箱を空にした/Shift+Deleteした → Windows File Recovery(無料・公式)
- クイック診断:あなたはどのケース?
- 方法1:ごみ箱から元に戻す(いちばん簡単)
- 方法2:OneDriveのバージョン履歴/ごみ箱から復元
- 方法3:ファイル履歴(File History)から復元(バックアップ設定済みの場合)
- 方法4:バックアップ/以前のバージョンから復元
- 方法5:ごみ箱を空にした/Shift+Deleteした → Windows File Recovery(無料・公式)
- 方法6:USBメモリ/SDカードの復元
- 方法7:Word/Excelを閉じる前に上書きしてしまった/保存せずに閉じた
- よくある質問(FAQ)
- 失敗しないための「予防策」
- まとめ
- 方法6:USBメモリ/SDカードの復元
- 方法7:Word/Excelを閉じる前に上書きしてしまった/保存せずに閉じた
- よくある質問(FAQ)
- 失敗しないための「予防策」
- まとめ
まず最初に:やってはいけないこと
- そのドライブへの保存・インストール・更新をやめる。 上書きされると復元率が下がります(特にSSD)。
- 電源オフはOK。 不安なら電源を切って落ち着いてから作業しましょう。
クイック診断:あなたはどのケース?
- ごみ箱に入れただけ → 「方法1 ごみ箱から元に戻す」
- ごみ箱を空にした/Shift+Delete した → 「方法5 Windows File Recovery」へ
- OneDriveに保存していた → 「方法2 OneDriveのバージョン履歴」
- バックアップ(ファイル履歴/外付けHDDなど)がある → 「方法3/4 バックアップから復元」
- USBメモリ/SDカードで消した → 「方法6 リムーバブルメディアの復元」
方法1:ごみ箱から元に戻す(いちばん簡単)
- デスクトップの**「ごみ箱」**を開く。
- 目的のファイルを右クリック → 「元に戻す」。
- 複数選択は Ctrl+クリック。
- 元の場所に戻ります。
見つからないとき
ごみ箱右上の検索欄に**拡張子(例:.docx, .jpg)**やキーワードを入力。
方法2:OneDriveのバージョン履歴/ごみ箱から復元
クラウド同期している場合はローカルで消えても復元できることが多いです。
バージョン履歴(上書きしてしまったときに有効)
- エクスプローラーで該当ファイルを右クリック
- 「バージョン履歴」(表示されない場合はOneDriveフォルダ内で右クリック → OneDriveメニュー)
- 目的の日時の版を選び**「復元」**。
OneDriveのごみ箱(完全削除したとき)
- ブラウザでOneDriveにサインイン
- 左メニュー**「ごみ箱」** → 対象を選択 → 「復元」。
方法3:ファイル履歴(File History)から復元(バックアップ設定済みの場合)
- Windows 10:設定 → 更新とセキュリティ → バックアップ → 「ファイル履歴を使用してバックアップ」
- Windows 11:コントロール パネル → ファイル履歴(検索で“ファイル履歴”と打つのが早い)
復元手順(共通)
- 検索で「ファイル履歴」→ **「個人用ファイルの復元」**を開く。
- 左右の矢印で日時を切り替え、目的のフォルダ/ファイルを探す。
- 緑の復元ボタンで元の場所へ戻す(右クリックで別の場所に保存も可能)。
見つからない/使えない場合
ファイル履歴が事前に有効化されていないと履歴はありません(次回のために「防止策」を参照)。
方法4:バックアップ/以前のバージョンから復元
以前のバージョン(シャドウコピー)
- 消したファイルがあったフォルダを右クリック → 「プロパティ」
- **「以前のバージョン」**タブ → 日付を選択 → **「開く」**で中身を確認 → 必要なファイルをコピー。
システムイメージ/他のバックアップ
- 外付けHDDなどのバックアップソフトを使っている場合は、その復元機能で目的の日時に戻します。
- ※システムの復元(復元ポイント)は基本的にアプリや設定を戻す機能であり、ドキュメント類は対象外です。
方法5:ごみ箱を空にした/Shift+Deleteした → Windows File Recovery(無料・公式)
Microsoft公式のコマンドライン復元ツール。別ドライブへ復元するのが鉄則。
準備
- Microsoft Storeで**「Windows File Recovery」**をインストール。
- 復元先として空きのある別ドライブ(例:D: やUSB)を用意。
基本コマンド(例)まず最初に:やってはいけないこと
- そのドライブへの保存・インストール・更新をやめる。 上書きされると復元率が下がります(特にSSD)。
- 電源オフはOK。 不安なら電源を切って落ち着いてから作業しましょう。
クイック診断:あなたはどのケース?
- ごみ箱に入れただけ → 「方法1 ごみ箱から元に戻す」
- ごみ箱を空にした/Shift+Delete した → 「方法5 Windows File Recovery」へ
- OneDriveに保存していた → 「方法2 OneDriveのバージョン履歴」
- バックアップ(ファイル履歴/外付けHDDなど)がある → 「方法3/4 バックアップから復元」
- USBメモリ/SDカードで消した → 「方法6 リムーバブルメディアの復元」
方法1:ごみ箱から元に戻す(いちばん簡単)
- デスクトップの**「ごみ箱」**を開く。
- 目的のファイルを右クリック → 「元に戻す」。
- 複数選択は Ctrl+クリック。
- 元の場所に戻ります。
見つからないとき
ごみ箱右上の検索欄に**拡張子(例:.docx, .jpg)**やキーワードを入力。
方法2:OneDriveのバージョン履歴/ごみ箱から復元
クラウド同期している場合はローカルで消えても復元できることが多いです。
バージョン履歴(上書きしてしまったときに有効)
- エクスプローラーで該当ファイルを右クリック
- 「バージョン履歴」(表示されない場合はOneDriveフォルダ内で右クリック → OneDriveメニュー)
- 目的の日時の版を選び**「復元」**。
OneDriveのごみ箱(完全削除したとき)
- ブラウザでOneDriveにサインイン
- 左メニュー**「ごみ箱」** → 対象を選択 → 「復元」。
方法3:ファイル履歴(File History)から復元(バックアップ設定済みの場合)
- Windows 10:設定 → 更新とセキュリティ → バックアップ → 「ファイル履歴を使用してバックアップ」
- Windows 11:コントロール パネル → ファイル履歴(検索で“ファイル履歴”と打つのが早い)
復元手順(共通)
- 検索で「ファイル履歴」→ **「個人用ファイルの復元」**を開く。
- 左右の矢印で日時を切り替え、目的のフォルダ/ファイルを探す。
- 緑の復元ボタンで元の場所へ戻す(右クリックで別の場所に保存も可能)。
見つからない/使えない場合
ファイル履歴が事前に有効化されていないと履歴はありません(次回のために「防止策」を参照)。
方法4:バックアップ/以前のバージョンから復元
以前のバージョン(シャドウコピー)
- 消したファイルがあったフォルダを右クリック → 「プロパティ」
- **「以前のバージョン」**タブ → 日付を選択 → **「開く」**で中身を確認 → 必要なファイルをコピー。
システムイメージ/他のバックアップ
- 外付けHDDなどのバックアップソフトを使っている場合は、その復元機能で目的の日時に戻します。
- ※システムの復元(復元ポイント)は基本的にアプリや設定を戻す機能であり、ドキュメント類は対象外です。
方法5:ごみ箱を空にした/Shift+Deleteした → Windows File Recovery(無料・公式)
Microsoft公式のコマンドライン復元ツール。別ドライブへ復元するのが鉄則。
準備
- Microsoft Storeで**「Windows File Recovery」**をインストール。
- 復元先として空きのある別ドライブ(例:D: やUSB)を用意。
基本コマンド(例)
例:Cドライブから「report.docx」を探してDドライブに復元
winfr C: D: /n \Users\<ユーザー名>\Documents\report.docx
例:ドキュメント内のWordとExcelを幅広く捜索
winfr C: D: /r /n \Users\<ユーザー名>\Documents\*.docx /n \Users\<ユーザー名>\Documents\*.xlsx
例:写真(JPG/PNG)を徹底検索(時間がかかる)
winfr C: D: /x /y:JPEG,PNG
C:
=元のドライブ、D:
=復元先/r
=拡張モード、/x
=シグネチャ(徹底)モード- 復元されたファイルは復元先に
Recovery_XXXX
フォルダで保存
コツ
- ファイル名や拡張子が不明なら、まず拡張モード
/r
でフォルダ単位に探す。- 目的が写真・動画ならシグネチャモード
/x
+/y
で形式を指定。
方法6:USBメモリ/SDカードの復元
- 絶対に書き込みをしない。 可能ならスイッチで書き込み保護。
- まずはWindows File Recoveryで元ドライブ(例:E:)→ 別ドライブ(D:)へ。
- 失敗したら市販の復元ソフトという選択肢もあります(プレビュー表示できるものを選ぶと無駄課金を避けやすい)。
方法7:Word/Excelを閉じる前に上書きしてしまった/保存せずに閉じた
Officeの自動回復ファイルを探す
- Word/Excelを起動 → 「情報」 → 「ドキュメントの管理」(Excelはブックの管理)→ 「保存されていない…を回復」。
- 一覧から目的を開き、名前を付けて保存。
手動で場所を開く
- エクスプローラーのアドレスバーに貼り付けてEnter
- Word:
%AppData%\Microsoft\Word
- Excel:
%AppData%\Microsoft\Excel
- Word:
- 先頭が
~$
や拡張子が.asd
(Word)/.xlsb
(一時)などのファイルを確認。
よくある質問(FAQ)
Q. Shift+Deleteで完全削除しました。まだ戻せますか?
A. ごみ箱は使えません。すぐに使用をやめて方法5(Windows File Recovery)を試してください。成功率は上書き状況次第です。
Q. SSDだと復元が難しいって本当?
A. SSDは自動で未使用領域を整理(TRIM)するため、時間が経つほど厳しくなります。消した直後の対応が重要。
Q. システムの復元で戻せますか?
A. いいえ。ドキュメント等の個人ファイルは対象外です。方法3/4/5を。
Q. 復元したファイルが開けない/壊れている
A. 一部が上書きされた可能性。別のモードで再スキャン、異なる時点のバックアップを当たる、プレビュー可能な復元ソフトで試す、を検討。
失敗しないための「予防策」
- OneDriveで自動保存
- デスクトップ・ドキュメント・ピクチャをOneDriveに既定の場所として移動(OneDrive設定 → バックアップ → 「重要なフォルダーのバックアップ」)。
- 誤削除時はクラウドのごみ箱/バージョン履歴が使える。
- ファイル履歴を有効化(外付けHDD推奨)
- Windows 10:設定 → 更新とセキュリティ → バックアップ → ファイル履歴を使用してバックアップ
- Windows 11:コントロール パネル → ファイル履歴
- 週1回でもOK。まずはスケジュールを有効に。
- 3-2-1ルールでバックアップ
- 3つのコピー(元+バックアップ2つ)
- 2種類の媒体(PC・外付けHDD・クラウド等)
- 1つは別場所(クラウドや別宅)
- ごみ箱の容量を増やす
- ごみ箱を右クリック → プロパティ → 各ドライブの最大サイズを増やす。
まとめ
未来の自分を助けるために、OneDrive + ファイル履歴の二段構えを今日から有効化。
削除直後は何も書き込まないが最重要。
ごみ箱 → OneDrive/バックアップ → Windows File Recoveryの順で試す。
例:Cドライブから「report.docx」を探してDドライブに復元
winfr C: D: /n \Users\<ユーザー名>\Documents\report.docx
例:ドキュメント内のWordとExcelを幅広く捜索
winfr C: D: /r /n \Users\<ユーザー名>\Documents\*.docx /n \Users\<ユーザー名>\Documents\*.xlsx
例:写真(JPG/PNG)を徹底検索(時間がかかる)
winfr C: D: /x /y:JPEG,PNG
C:
=元のドライブ、D:
=復元先/r
=拡張モード、/x
=シグネチャ(徹底)モード- 復元されたファイルは復元先に
Recovery_XXXX
フォルダで保存
コツ
- ファイル名や拡張子が不明なら、まず拡張モード
/r
でフォルダ単位に探す。- 目的が写真・動画ならシグネチャモード
/x
+/y
で形式を指定。
方法6:USBメモリ/SDカードの復元
- 絶対に書き込みをしない。 可能ならスイッチで書き込み保護。
- まずはWindows File Recoveryで元ドライブ(例:E:)→ 別ドライブ(D:)へ。
- 失敗したら市販の復元ソフトという選択肢もあります(プレビュー表示できるものを選ぶと無駄課金を避けやすい)。
方法7:Word/Excelを閉じる前に上書きしてしまった/保存せずに閉じた
Officeの自動回復ファイルを探す
- Word/Excelを起動 → 「情報」 → 「ドキュメントの管理」(Excelはブックの管理)→ 「保存されていない…を回復」。
- 一覧から目的を開き、名前を付けて保存。
手動で場所を開く
- エクスプローラーのアドレスバーに貼り付けてEnter
- Word:
%AppData%\Microsoft\Word
- Excel:
%AppData%\Microsoft\Excel
- Word:
- 先頭が
~$
や拡張子が.asd
(Word)/.xlsb
(一時)などのファイルを確認。
よくある質問(FAQ)
Q. Shift+Deleteで完全削除しました。まだ戻せますか?
A. ごみ箱は使えません。すぐに使用をやめて方法5(Windows File Recovery)を試してください。成功率は上書き状況次第です。
Q. SSDだと復元が難しいって本当?
A. SSDは自動で未使用領域を整理(TRIM)するため、時間が経つほど厳しくなります。消した直後の対応が重要。
Q. システムの復元で戻せますか?
A. いいえ。ドキュメント等の個人ファイルは対象外です。方法3/4/5を。
Q. 復元したファイルが開けない/壊れている
A. 一部が上書きされた可能性。別のモードで再スキャン、異なる時点のバックアップを当たる、プレビュー可能な復元ソフトで試す、を検討。
失敗しないための「予防策」
- OneDriveで自動保存
- デスクトップ・ドキュメント・ピクチャをOneDriveに既定の場所として移動(OneDrive設定 → バックアップ → 「重要なフォルダーのバックアップ」)。
- 誤削除時はクラウドのごみ箱/バージョン履歴が使える。
- ファイル履歴を有効化(外付けHDD推奨)
- Windows 10:設定 → 更新とセキュリティ → バックアップ → ファイル履歴を使用してバックアップ
- Windows 11:コントロール パネル → ファイル履歴
- 週1回でもOK。まずはスケジュールを有効に。
- 3-2-1ルールでバックアップ
- 3つのコピー(元+バックアップ2つ)
- 2種類の媒体(PC・外付けHDD・クラウド等)
- 1つは別場所(クラウドや別宅)
- ごみ箱の容量を増やす
- ごみ箱を右クリック → プロパティ → 各ドライブの最大サイズを増やす。
まとめ
- 削除直後は何も書き込まないが最重要。
- ごみ箱 → OneDrive/バックアップ → Windows File Recoveryの順で試す。
- 未来の自分を助けるために、OneDrive + ファイル履歴の二段構えを今日から有効化。