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「イラストレーターのデータを欲しい」とクライアントから言われた時の対処方法

データが欲しい

デザインの仕事をやっているとクライアントから「イラストレーターのデータもらえませんか?」と簡単に言われることが時々あります。皆さんはどのように対処していますか?僕の場合どのように対処しているか紹介します。

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基本は”NO”ですが・・・

クライアントがイラストレータのデータが欲しいということは、印刷を他社に発注するとか、自分で安いネット通販に発注するなどがほとんどです。

もし欲しいと言われても、イラストレータのデータは制作物なので特に契約書や覚書が無くても制作者に著作権があります。本来は堂々と「お渡しできません」と言っていいのです。

でも、実際のところクライアントとの関係にもよりますが、「NO!」と伝えることで関係を悪くすることが考えられます。ではどうするのがいいか・・・?

クライアントとの関係で対応を分けています

僕の場合、デザインの仕事は個人でやっているのでルールは自分で決めています。(法人の場合は社内で明確にルールを決めてそれに則ってやらないと統率が取れないので勝手にはできないと思いますが・・・。)

新規のクライアントに対して

新規のクライアントで1回目の仕事で言われた場合は堂々とお断りしています。すごく上手くいけば、こちらが「筋が通ったところ」だという印象を与えられて、今後の関係でも優位に働くと思います。もし、嫌われて次が無くなったとしても新規だし自分の中では「よし」としています。

クライアントの中には「デザイン費用払っているからデータください!」という人もいるかもしれませんが、”レストランでお金払って食べているからレシピを教えて”というのと同じです。あくまで企画・デザイン・作業費であり、著作物を渡す代金ではないと説明しましょう。(納得してもらえるかはクライアント次第ですが)

リピートのクライアントに対して

リピーターのクライアントに関しては関係性を考慮して渡すことがあります。もし依頼があった場合は、メールではなく電話で返答をしています。文字ではお互いの感情が読めないので実際に声を聞いて探り合いをします。「ほんとはだめなんですよ~、ほんとは業界的にはあり得ないんでよ~」と恩着せがましく2、3回言って渡します。渡すときも「次も仕事お願いしますね~」と加えます。

有料で渡すケース

お金払うからデータを欲しいと言われた場合、デザイン制作費と同額を請求しています。例えばデザイン費が5万円の場合は5万円でデータを渡します。クライアントにとって、大量に印刷する場合はそれでも安くなるケースもあるのでお互いに納得いく額で折り合いがつけられればOKだと思います。

事前対策

「データください」と言われないようにするために、 見積書に「データのお渡しはしておりません」などの一文を加えるようにしています。

また、校正段階のやり取りではPDFではなく、JPGで行いましょう。保存方法によってはPDFがそのまま印刷データとして使える場合もあります

あとがき

プロのカメラマンのデータにはカメラマンの著作権があることはある程度知られていると思います。デザインデータも同じ著作物です。ネットの印刷が安くできることが大多数の中で浸透して、広告にかかるコストを少しでも抑えよう考えるのは分かりますが、本来は簡単に渡すものではないということを理解して欲しいものです。(データを渡すこともある僕が言うのもなんですが・・・)

デザイナーの存在価値は、印刷は簡単に安くできても、デザインは簡単にできるものではない所にあります。クライアントと上手く渡り合っていきましょう!

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